今日の社会は、情報通信技術(Information and Communication Technology:ICT)により支えられています。これを背景として、教育機関での情報教育の必要性が高まっており、さらには、情報機器を利用した授業や学校・学級運営が教員にも求められています。特に、高等学校では、情報の専門的な授業を担当できる人材が必須です。情報教育専攻は、情報技術の専門知識と実践力を有し、教育機関で活躍できる情報系の教員の養成を目指しています。本専攻を卒業することにより、高等学校1種免許状(情報)を取得することができます。努力次第では、中学校(数学)や小学校等の他校種・他教科の免許状の取得も可能であり、情報分野の専門知識・技術を発揮して、教育現場をリードする教員として活躍する道も開けます(ただし、現実的には取得可能でない免許状があります)。本専攻では、一般的な教職科目、情報教育の実践的科目に加えて、以下のような、情報分野の専門的内容を学ぶことができます。
コンピュータの基礎と応用
コンピュータのハードウェア、オペレーティングシステムを含むソフトウェアの基礎と応用を学修します。特に、プログラミングについては、実習形式の授業を通して、C言語の基礎と応用を修得するとともに、基本的なコンピュータアルゴリズム、実践的なVisual Basic for Applicationsなどを学びます。